モーニングアフターピルと生理痛で28日服用するピル
2019年11月20日ピルとは、一般的に妊娠を防ぐための避妊目的で服用する経口避妊薬としてしられています。
ピルには、様々な種類があり、様々な目的に応じて使用します。
避妊目的としての服用はもちろんのことは、生理痛の改善や子宮内膜症の治療、卵巣がんや子宮体がんの予防、にきびや吹き出物の改善にも使用されます。
又、月経予定日に旅行や出張などの大切な行事と重なるときに月経を敢えて外す「月経移動」、やむを得ず避妊失敗した際に、緊急に着床を防ぐことを目的として「モーニングアフターピル」などがあります。
モーニングアフターピルは、避妊に失敗してから72時間以内にホルモン剤を服用することで避妊効果が得られます。
希望しない妊娠を防ぐ際に、速やかに服用することが望ましいです。
一方、生理痛などの婦人科系疾患で服用するピルは、低用量ピルと呼ばれるものです。
低用量ピルは、1日1回1錠を決まった時間に服用します。
継続服用することで、症状の緩和が期待できます。
低用量ピルには21日錠タイプと28日錠タイプあります。
21錠タイプは、21日間ホルモン剤を服用して7日間お休みします。
28日錠タイプは、21日間はホルモン剤が含まれており、残りの7錠は偽薬となっています。
ピルは、飲み忘れや飲み方を間違うと、生理痛などの改善に効果が得られなくなるので、28日錠として飲みわすれを防ぐために偽薬が存在します。
ピルは、婦人科や内科などの医療機関で処方してもらえます。
自費のものと保険診療が適用されるピルがあります。
低用量ピルやモーニングアフターピルなど、緊急時で病気に関係のないものは自由診療となります。
モーニングアフターピルの服用を希望される方は、あらかじめ医療機関に連絡を入れて、費用などを確認して、受診されることをお勧めします。